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1歳と6歳の子供の母親です。上の子は乳歯の治療経験があります。この子たちにこれ以上虫歯を作りたくありません。どうしたらいいですか。
お子さんの虫歯のリスクを調べ、定期管理を受けることが大切です。
  虫歯は、歯の表面で、歯質を溶かす現象(脱灰)と歯質を修復する現象(再石灰化)のバランスが崩れると発症します。年齢に応じた危険(リスク)があることをご存知でしょうか。6歳のお子さんは、乳歯に虫歯を作っているとのことで、すでに虫歯菌に感染していると思われます。実は、虫歯菌の感染は、生後1歳から2歳半あたりに母子感染することがわかっていて、この時期に感染させないようにすることがまず大切なのです。1歳のお子さんと言えども、歯が生えていれば、虫歯菌の感染があるかをまず調べ、感染があるなら、家庭での歯の仕上げ磨きや、歯科医院でのチェックが欠かせません。幼児のうちは、上の前歯の間と上下の奥歯の間に特に注意しなくてはなりません。6歳のお子さんは、これから永久歯に生え変わっていきますが、やはり、虫歯菌の感染の程度を唾液検査により調べる必要があります。感染が見られれば、その年齢に応じて生え変わる永久歯を守ってあげなくてはなりません。まずは、6歳臼歯の咬む面の虫歯予防です。6歳臼歯はかみ合わせの高さに達するのに約2年もかかります。その間は、汚れが溜まりやすく、食生活の影響により虫歯にかかりやすい時期です。特にそのような危険度の高い場所の清掃をきちんとさせることと、3ヶ月間隔で歯科医院において、定期的なチェック、清掃、指導を受けることがカリエスフリー(虫歯ゼロ)への確実な方法です。
  常陽リビング2004年6月5日掲載
30歳の女性ですが、歯医者でレントゲンを撮ったら、歯周病が重度に進行していると言われました。どうしたらいいでしょうか。
歯周病は、手遅れにならないうちに治療、メンテナンスを受け続けることが何より大切です。
  歯周病は、歯の周囲にバイ菌の感染を起こして、歯を支える骨が溶けてしまう病気です。健康な人に比べて、骨の溶けている割合が、30%未満であれば、初期、30〜50%程度では、中等度、平均で50%以上の骨が溶けている場合に重度と言います。見かけの歯肉の状態ではわからないことが多く、細かい診断用のレントゲンを10枚ほど撮影して診断します。歯ブラシをすると歯肉から血が出る、口臭が気になる、歯が伸びてきた感じがする、歯が全体的にしみるなどの症状があるときは、きちんとした診査が必要です。あなたの場合は、遺伝的に歯周病にかかりやすい体質を持っていると考えられ、若年性歯周炎と呼ばれます。10代から病状が進行しますから、30歳とするとかなり悪くなっているようです。歯周病は、環境、遺伝、細菌の3つの原因により発症しますから、遺伝要素に問題があるなら、歯石や汚れをきれいにして、食生活や喫煙、歯磨きの習慣を改善することが必要です。当医院では、歯周病の原因となるバイ菌の種類と数を調べる検査を行っていますので、治療の前後でのバイ菌の数の変化を調べたり、バイ菌がとても多い場合は、一定期間、抗生物質を飲んで除菌する治療にも役立てています。見えているところは、自分で管理できるようにする一方で、ポケットの中の汚れを歯科医院で清掃管理することが大切です。一度溶けた骨は元には戻りません。まず、きちんと治療を受けて、病状が安定したら、定期管理を受けることが最低限必要です。
  常陽リビング2004年5月15日掲載
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