インプラントとは
■インプラント治療前■
■インプラント治療後■
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■インプラント治療のレントゲン写真■
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取り外し式の入れ歯で満足できない場合、顎の骨に直接チタン製の金属を埋め込んで、その上に歯を作るインプラント治療が行われています。
入れ歯と違い、口の内側をプラスチックや金属のプレートで覆う必要がないため、自然な感覚が得られ、歯のなくなった口の中の「土手」の変形に左右されないことから寿命の長い治療法です。チタン合金は錆つくことなく、軽量 、高い強度がある上、組織との馴染みもいいため、歯科のみならず、外科、整形外科などさまざまな医療分野で広く利用されている大変優れた素材です。
顎の骨に直接金属のネジをねじ込むというと、大変危険な印象があるかもしれませんが、当院では優れた材料と、高い技術力で対応しています。
インプラント治療のあらまし
インプラント(人工歯根)治療は、治療のオプションとして確立しています。それまでは入れ歯でしか治療できなかった場合や、ブリッジとして両脇の歯を削る犠牲が必要である場合に、顎の骨に直接純チタン製の歯根を植立し、歯を再現する技術が安定して供給できるようになりました。適応症の診断を間違わなければ、成功率は95%以上に上ります。
当医院院長は、インプラント指導医(AQBインプラント)の資格を有しています。インプラント治療経験は25年になります(平成29年現在)。
インプラント治療の禁忌症
インプラント治療が不適当な場合は次のようなケースです。
インプラント治療ができないケースでは、入れ歯やブリッジによる従来型の治療の対応になります。 |
1
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植立する部位の顎の骨の量が少ない場合
(骨の移植術、増殖術を受けると可能な場合もあります)
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2
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歯周病の定期管理を受けない方
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3
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歯周病が重症で、歯を失った方
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4
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喫煙者
(治療を希望するときは禁煙が条件です)
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5
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歯ぎしりや食いしばりが強い方
(治療するときはナイトガードなどの保護マウスピースが必須です)
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6
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糖尿病などの全身的疾患を有する方
(歯周病との関連も疑われています)
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インプラント治療の流れ
■初診でのご来院
インプラント治療も一般の歯科診療と同じく、診察のご予約を頂いてからごご来院いただきましたら、まず問診票へのご記入、診療室にて問診を行い、症状をお伺いします。インプラント治療についての説明や、上記の禁忌症にあてはまらないかなどをお聞きします。
>>ご予約はこちらから
>>インプラント治療の費用の目安
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■歯周病治療
通常の歯周病の管理の方と同じ資料、検査を行います。>>詳しく
顎の骨の量を計測するため、パノラマレントゲンおよびCTレントゲンにを併撮する場合があります。
原則として、インプラント治療だけを希望されても術前、術後の管理が重要ですので、歯周病治療を受けていただくことが治療の前提です。
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■インプラント手術
歯周病の病状が安定していれば、インプラント手術を行います。
手術は、日帰りで行います。麻酔を適切に行いますので、手術中の痛みはまずありません。
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■術後管理
手術後翌日と、1週間から10日後に抜糸します。
その後は、2~3週ごとか、2 ~3ヶ月ごとにチェックに来院いただきます。
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■上部構造の装着
手術後、早くて2ヶ月経過すると、インプラントが骨に付いたか確認できます。
レントゲンと骨植状態を数値化する装置(OSSTEL)を使用して、インプラントと骨の結合を評価し、上部構造の作成に入ります。骨の状態によっては、数ヶ月待機するケースもあります。
※上部構造物はあごの骨に埋め込んだインプラントに取り付ける歯の部品です
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■定期的なメインテナンスケア
インプラント治療後は、歯周病の定期管理に準じて来院いただきます。
半年間隔程度でレントゲンを撮影し、チェックを行います。
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