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| お口の健康の現実 |
| 虫歯を防ぐには、早期発見、早期治療、徹底したブラッシング、砂糖摂取の制限が三大原則とされ、また、歯周病の予防もやはりプラークコントロールが必要であると、一般においても、歯科医師の教育においてもそのように教育が行われてきました。しかし、1957年で、12歳児永久歯虫歯が平均2.12本あり、1975年には5.85本に達し、その後歯科医師数が1957年の2倍になった現在でも平均3.64本と状況は改善されていません。さらに、20から24歳での虫歯は平均10.87本で、虫歯洪水期の1975年の9.22本より悪化しています。歯周病に関して、このような事実は、歯科医師が虫歯予防や健康な歯や歯肉を守ることにいかに無力であったかを物語ります。
歯科大学教育も歯科医師会も、さらには行政もこの間努力を怠ってきました。国民に対して、正しいことを啓蒙してこなかった責任は重大です。 |
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結果に対する治療で
本当に治ったといえますか |
| 皆さんは今まで、歯が痛い、詰め物が取れた、かぶせ物が取れた、歯肉が腫れたといった痛みや不都合が生じてからはじめて歯科医院に行っていたのではありませんか。このように疾患の原因を取り除くことなく、結果に対してのみ、治療を行って本当に治ったと思いますか。虫歯ができてしまうお口の環境、歯周病が進行してしまうお口の環境がそのままであれば、当然、治療したはずの部位も再発し、また新たな問題が生じたとしても不思議ではありません。治療が上手であることが、歯科医に求められてきましたし、それは今でも正しいことですが、これからの歯科医師は、患者の種々の口腔環境を把握し、適切な対処をすることで疾患の発症を未然に防ぎ、健康な歯を守り育てる能力がさらに求められています。これからは、治療より予防に費用をかける時代です。皆さんも当然それを望んでいると思います。
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| 一言で言えば、感染症です |
| 虫歯も歯周病も、細菌がいるから起こるわけです。細菌感染ですから、人から人へだ液を介して感染します。特に、母子感染。家族間感染をするものであるという認識が必要です。したがって感染症であるからには、感染をコントロールすることによって疾患の治療や予防が可能であるということです。
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