歯科治療
当クリニックが行う歯科治療
治療が必要なときは高い技術で対応します。歯を削って詰める「保存修復治療」歯の神経を取り除き歯の根に侵入したバイ菌を除去する「歯内治療」治療のために被せたり抜いた歯の後の補綴治療(ほてつちりょう)の説明です。
いずれも当医院では世界レベルで治療しています。義歯、広範な噛み合わせの回復、最新のインプラント治療まで、最善の対応を施します。
保存修復治療
歯に開いたムシ歯を削って詰める治療
前歯のムシ歯治療前
ムシ歯を取り除く
詰めた治療後
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穴の開いた虫歯は、虫歯菌に汚染された歯質を取り除いて、詰める治療が必要です。
一昔前は、アマルガムという金属を詰めました。これは、水銀を含む合金ですが、アメリカ歯科医師会(ADA)の研究でも、人体に対する副作用は、証明されていません。約100年にわたり、使用されてきた材料です。
従来型の治療では、削って型どりして作るインレーです。金属を使用したこの修復法は、詰めものを入れやすいような形に歯を削る必要があり、ムシ歯の部分以上に健康な歯を大量に削る治療でした。
現時点では、歯質に接着するレジンというプラスティックで修復することが多くなりました。特に、最近は、MI(Minimal Intervention 最小侵襲療法)が基本的には選択されるため、ムシ歯にかかった歯質だけを選択的に取り除き、そこにレジンを詰める治療が主流です。奥歯のかみ合わせの部分にも対応できる材料がありますので、奥歯を白く目立たないように詰めることが可能になりました。
歯内治療
神経を取る治療、根のバイ菌を除去する治療
■根の治療
ゴムの膜を歯にかけて無菌的な治療ができるようにしています
放置したムシ歯が神経に触るようになると、激しい痛みが起こります。この場合、神経を取り除く必要があります。また、一度過去に神経を治療しても、根の先に膿が貯まり、腫れて、激しく痛むこともあります。この場合も、再治療して神経の消毒をやり直す必要が出てきます。神経の治療は感染したバイ菌で傷んだ部分を取り除き、神経の通 り道に菌を入れずに封鎖することです。初めて神経を治療する場合大事なことは、お口の中やだ液にいるバイ菌が神経の管に入らないようにすることです。再治療でも、歯の神経の通り道に出来るだけバイ菌がいなくなるように消毒する必要があります。そのため、ラバーダムというゴムの膜を歯にかけ、口の中で舌や唾液が触れないように治療します。多くの場合、神経は前歯は1本、奥歯では3~4本以上あります。根の治療は時間も治療回数も多くなり、治療を受ける側も行う側も負担になりますが、丁寧に治療しないと再発しやすくなるので、きちんとした処置を受けるようにしましょう。
当クリニックでの神経の治療は、保険対応です。
補綴治療(ほてつちりょう)
被せる治療
■術 前■
被せ物の縁があってない
■術 後■
被せ物の縁が合っている
■術後の状態■
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大きな虫歯の結果 、神経を取る治療を受けると、歯の形をもとに戻す必要が出てきます。
このとき、被せる治療が行われます。大抵は、失われた歯を一度もとに再建するために、神経の管に芯棒を立て、土台を構築します。被せ物はその土台の上に被せます。このような被せ物は差し歯と呼ばれます。
また、抜いてしまった歯を補うために、両脇の歯を削ってブリッジを入れる治療もあります。このときは、脇の歯は健康であっても、一層削って被せることになります。
保険治療と自費治療の違い
■術 前■
被せ物の縁があってない
■術 前■
被せ物の縁があってない
■術 後■
被せ物の縁があっている
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■保険対応の被せ物
保険で指定された金パラジウム合金(主成分は50%近くは銀)を使います。目で見ながらの作業で、縁の合わせ方は、良くて100ミクロン(10分の1ミリ)です。セメントして付けると、150ミクロンくらい縁が合っていません。この程度の精度では、短期間では問題ありませんが、虫歯にかかりやすい人では、縁からセメントが溶けて、2次的な虫歯が発生することが多く起こります。
レントゲンで、縁が歯と合っていない被せ物では、このレベルの何倍も不適合であることは珍しくありません。被せものの縁に爪が引っかかるレベルでは、歯の寿命に影響がある場合も出てきます。当クリニックでは、自費において、さらにレベルの高い治療ができており、保険の対応においても、十分な配慮が行われています。当クリニックの被せ物は保険であっても、爪が引っかかる、レントゲンでズレがあるということはありません。
■自費対応の被せ物
通常は、金の含有量の多い白金加金を用います。この金属は、良好な物性を持ち、型どりした歯に上手く合わせることができます。
保険対応の治療が、目で見た範囲での技工である一方で、自費対応の治療では、技工士が20倍の実態顕微鏡で作業し、型どりした模型上で、縁の合わせ方が20ミクロン(50分の1ミリ)を目標にします。
この精度で被せ物を製作すると、セメントで付けたあと、50ミクロン程度の適合度になります。このレベルの精度があれば、縁からバイ菌が侵入しにくくなることがわかっています。
■術前の状態■
多くの治療跡があり
上顎は大半の歯が失われている
■術後の状態■
インプラント・メタルボンド
アタッチメント義歯を含む
包括的治療の例です
■術後の状態■
インプラント・メタルボンド
アタッチメント義歯を含む
包括的治療の例です
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入れ歯治療
■術前の状態■
■術後の状態■
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歯が広範囲に失われ、しかもブリッジで治療しない場合や、ブリッジでの治療が困難な場合には、取り外し式の入れ歯を作ることになります。
総入れ歯では、土手の粘膜に吸着するように作りますが、部分入れ歯では、残った歯に鈎(かぎ)をかけて支えます。
保険治療と自費治療の違い
■口の状態■
上顎
■口の状態■
下顎
■保健対応の術前の入歯■
他院で製作
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■仮義歯試適■
仮の入れ歯で調整
■調整中仮義歯■
仕上がりに近い状態
■自費対応の術後の入歯■
当医院で製作
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■保険対応の入れ歯
原則としてプラスティックが材料。金属線で補強することもあります。歯にかける鈎はプラスティックに直接埋め込み成形します。
強度がないため耐久性がなく、変形したり壊れやすいので、定期的に作り直す必要があります。
保険治療では6ヶ月経てば再製作が認められています。
■自費対応の入れ歯
金属プレートを使用したり、部分入れ歯でもプレートと鈎を一体で作ります。
金属は、主としてコバルトクロム合金、チタン合金、白金加金などが用いられます。保険対応に比べ、強度、耐久性が高く、また、たわみにくいので咬んだときの痛みも少なくなります。
欠点としては、土手が変化した場合にフィットしなくなり、修正するにはプラスティックで床を敷き直すか、再製作しなければなりません。
自費対応の入れ歯を製作すると、噛み易さはもちろん
自然な印象の口元になります。
保健対応の入れ歯に不満をお持ちの方は、ご相談ください。
インプラント
取り外し式の入れ歯では満足できない場合、現在は顎の骨に直接チタン製の金属を埋め込んで、その上に歯を作るインプラント治療が行われています。
詳しくは、オプション治療をご覧下さい。
インプラント治療の詳細