ご予約に関するご要望、クレームが多いことは承知しております。予約が取りづらい、間隔が開く、予約時間に来ても時間通りに診てもらえない、治療間隔が空くのが心配などだと思います。これは、この医院が大変多くの患者様にご来院いただいているために生じます。緊急度の高い患者様の治療を随時受け入れることは、医院の使命として当然のことと思います。また、お忙しい中、歯科医院に来院される時間をお作りになる皆さんが効率よく、思い通りに予約が取れることは理想ではあります。しかしながら、歯科医療は、ほとんどの場合が、外科処置であること、来院される患者様は大変な緊張状態で覚悟して来院されていることが多いこと（治療が怖かったり、麻酔が嫌だったり、痛みが苦手だったり）、そのため一定の時間とスペースを確保して患者様にプレッシャーを与えずに、かつ治療の質を落とさないために、どうしても一人の歯科医師、歯科衛生士が担当できる患者様の数は限られてしまいます。さらに個室のサービスが稼働制限を生じさせます。そのような理由により、一日に受け入れ可能な患者様の数は限度があるのです。多くの方が、2、3週間に一度の予約で来院されている事情をご理解いただくようにお願いいたします。
　それでも、急な症状がある方は、できる限り拝見するように努めております。時間の余裕がないので、すぐ診てくれと無理な要求をされる方もいらっしゃいますが、皆さんが、貴重なお時間を割いて、2、3週お待ちになって来院されていること、急な来院の患者様を拝見するには、キャンセルされた方の時間を利用するか、予約通りに来院されてる患者様の貴重なお時間を切りつめさせていただいて、初めて可能なのです。急患をお待たせすることなく拝見できる余裕は常にないのです。そのためには、仕事の予定のないドクターと助手が常に待機していなければなりません。それは、もとより不可能なことです。従いまして、急患対応をさせていただいている患者様は、診療開始時間の予測が立ちにくいのです。歯科医療は、麻酔や外科処置の連続です。術者やスタッフにプレッシャーがかかると、医療事故の原因にもなります。急患対応の方は、基本的に待つことが条件です。ご予約の方も何日もお待ちになって時間を作られて来院されています。急患であるにも関わらず、優先的に診てほしいとおっしゃる方が時々、いらっしゃいますが、逆にご自分が予約なのに急患の方のために待たされたら、どう思われますか。予約なのにどうしてとまたクレームされると思います。この点については、皆様の十分なご理解をお願いしたいと思います。医院としての患者様対応能力を高める目的で、良質で安全な医療のために、皆様のご期待に十分応えることができる歯科医師、歯科衛生士の人材確保に今後も努めて参りたいと思います。

　ご要望のなかで、インターネットで予約できるといいというものがありますが、歯科治療は、処置内容により作業時間がまちまちであり、一律にご自分で予約を入れるというシステムにはなじまないのです。どうしても、個別の事情を考慮し、同時に同じ術者が同じ診療行為はできませんので人間の判断が必要になります。将来的には、インターネット予約専用治療室を設定し、専属チームが拝見するということも可能かもしれません。ただし、院長指定など術者を指定することは困難だと思います。
　また、空き時間の一覧があれば、自分で選べるので良いというご意見もありました。確かに、受付で、この日は、どうですか、いっぱいです。この日はどうですか、何時なら空いてますなど、予約をとる作業は、皆さんにとりましては、大変な作業です。空き時間一覧がモニター上で検索できると便利かもしれません。しかし、これも、治療内容によって制約を受け、院長が複数の患者様を同じ時間帯に渡り歩きながら拝見できる治療内容の場合と、お一人の治療から離れられない内容の場合があり、空いていれば入れるというものでもありません。院長は、特に通常、3人の患者様を同時間帯にお呼びしておりますが、処置時間のかかる場合や、手術などでは、当然、余裕がなくなります。院長が、同時間帯に3人もの患者様を拝見する予約を入れているとお聞きになると、それでも予約制ですかとご質問があるかと思います。もし、院長がお一人終了してから、次の方を拝見するとしましたら、一日に十数人を拝見できるだけになり、現在の来院患者様の数からすると、皆さんの次回のご予約が平気で1ヶ月先になると思われます。そのために、治療がご予約時間通りにならない場合もあります。ご迷惑をおかけしないように、一部屋単位で治療をサポートしてもらえる代診を雇用しております。彼らは、急がせずに治療させることを目的にしており、基本的に同時間帯に重複して拝見するようには予約を取っておりません。お一人お一人を丁寧に拝見します。技術や知識の問題も、常に院長の指示、指導のもとに行っておりますし、人間性を含めて意識の高いドクターを採用しておりますので、治療は安心してお任せください。治療内容の難易度が高い場合や、院長の治療をご希望の方は院長が優先的に拝見していますので、受付にお申し出ください。

　清潔であることは、病院においては、大変重要な要素です。ご指摘の件につきましては、厳粛に受け止めさせていただき、清掃マニュアル等を見直し、末端まで作業を徹底するようにいたしました。
　取っ手の部分の汚れも気になります。3年少ししか経過しておりませんが、一部の器械では、カバーなど、交換可能な部品を交換いたしました。また、北浦医院の歯科用治療台の更新に合わせまして、当医院の治療台を2部屋、新品に入れ替えます。とくに、予防側の一番奥の部屋では、より先進の予防治療が可能なオシャレな治療台に切り替えます。これも、来院される皆様が少しでも、快適に治療・予防が受けられるようにと考える当医院の姿勢です。10月末に工事しますので、お楽しみに。（現在は取替え済み、文章は2006年7月のもの）
　前の方の汚れが、目につくと、気分が悪いですね。特にお口をゆすぐところが汚れていると、不快きわまりないと思います。忙しいことを理由してはならないと思います。全スタッフに改めて、気を引き締めて患者様の入れ替えをするように徹底指示したところです。
　万一、不快に思われましたことがありましたならば、遠慮なく、受付にお伝えください。
よろしくお願いいたします。

　全く、お恥ずかしい問題です。最低のマナーでした。院長である私は、常に最低、3人の方の治療を最低限気配りして当たらせていただいております。急患の方がいらっしゃると、なおさら、時間との戦いになってしまいます。皆さんに少しでも治療の時間、お話、ご説明の時間を割こうとするあまり、つい、ものでも扱っているかのような御訴えの状態になりがちです。反省しなければなりません。これからは、お顔を拝見してから、お暇するように心がけます。

　虫歯１本では頼みづらいとおっしゃるのには、少々、残念な思いです。確かに、当医院は、普通の歯科医院ではありません。治療を目的としているというよりも、いかに歯を削らないか、いかに歯を残すかに全力を注ぐ医院です。その方が、皆様にとって、絶対に利益になるからです。しかし、もちろん、治療が必要な方はいらっしゃいますし、歯科医院である以上、治療も大切な医療行為です。しかも、ただ、削って詰めるだけの医院と違い、アフターケアに力が入っているのですから、後々のことまで考えて治療をしております。虫歯１本であっても、再発させないように、他の歯がまた虫歯にならないようにと最大限考えて取り組みますので、どうぞ、安心してお出でください。若いドクターたちも確実な技術や知識を持って、子供たちの治療にあたっていますので、ご安心ください。

　当医院では、過剰なほど、丁寧にご説明しているはずですが、急患でお出でになったり、予約の混み合った時間帯では、充分に説明がなされないとお感じになられたのだと思います。ドクターや歯科衛生士を含め、治療の前後にできるだけ、意識をするように徹底しました。また、特にこのようなことが、気になる方は、特別にスタッフにお伝えください。最大限、配慮して参ります。

　これも、ときどき、アンケートに書かれる方がいらっしゃいます。院長は常に複数の患者様に応対し、全スタッフからの報告を受けたり、指示を出したりと多忙を極めます。場合によっては、かようなご不快を感じる場面もあるかもしれません。私は、基本的にはやさしい人間です。怖かった時は、スタッフにそっと言ってください。次からは、優しくします。また、患者様の聞こえるところで、スタッフを叱るのは、良くないと思っていますし、院内教育の問題もあります。しかし、医療の安全や、効率のため、やさしくばかり言ってはいられない場面もあります。開業したばかりと比べると、随分、スタッフも成長いたしました。私が笑顔で、余裕を持つことが、全体の雰囲気に大きな影響があると肝に銘じておりますので、努めて心がけたいと思います。

　受付は、常勤が2名体制ですが、当医院は来院される患者様が、お陰様で大変多いので、混乱することもあります。どうしても事務的な応対になることもあることは認識しております。電話の声が小さいことも、注意いたしました。9時半前に電話がつながるようにしてほしいとうご要望も多いので、清掃等の業務が終了次第、受付は電話応対をするようにいたしました。また、終了時の電話応対時間も延長いたしました。緊急時の連絡に関しましては、考慮いたします。
　その他、至らぬ点があるかとは思いますが、受付も一生懸命、お役に立とうと頑張っておりますので、暖かくお見守りください。

　レントゲンは気持ちが悪いし、面倒だし、時間もかかるので、取りたくないですよね。
お口の外で、器械が一周して、撮影するレントゲンはパノラマといいますが、簡単で、気持ちも悪くないので、これを中心に撮影し、治療している医院が多いです。パノラマを選択する理由は、顎の内部や関節、矯正治療などのときに、残りの歯の植わり具合を見るときなどです。もちろん、お口の中での撮影が困難（嘔吐反射がある、お口が開けられない）なときも撮影します。歯科医院の側からすると、簡単で、時間もかからず、技術もいらず、メリットが多いのですが、このパノラマでは、歯周病の診断や、虫歯の診断はできません。

　正確な診断には、14枚法というお口の中でもレントゲン写真の撮影が必要です。パノラマでは、大体しか映りませんが、デンタルレントゲンでは、拡大率が違いますから、細部がはっきり映り、診断しやすくなります。ご面倒なことはよくわかっています。しかし、長所の方がはるかに多いので、私たちは、安易にパノラマで撮影するのではなく、14枚法にこだわっているのです。14枚法を撮影しているかどうかで、その医院の歯科医療への取り組みの姿勢がわかるのです。また、被爆線量に関して、気にされている方も多いと思いますが、当医院では、デジタルレントゲンシステムですから、通常のレントゲンに比べて、被曝線量が約5分の1程度で、この点でも安心いただけるように配慮しております。
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　ドクターもそうですが、歯科衛生士も経験年数や性格も違いがあります。差があると感じられたのは、技術でしょうか、それとも、応対でしょうか、説明でしょうか。このような大きな医院では、院長がすべての患者様を拝見し、治療することは困難です。そのため、多くのスタッフがおります。しかしながら、院長と代診、ベテラン衛生士と新人で、大きな落差があっては来院される患者様にご迷惑がかかります。時間外を利用して、勉強会、症例検討会、院内問題改善委員会など、医院内では、多くの時間を割いて、同じ考え方、同じ応対、同じ技術で、患者様に対応できるよう日々研鑽しています。日曜日を利用して、研修会に参加したり、少しでも、皆様のお役に立つようにと、若いスタッフも努力しています。従いまして、他の医院はさておき、この病院では、院長のトップダウンにより、新人に至るまで、様々な教育プログラムにより、各種サービスが劣らぬように教育されています。表現方法や、態度などの個性の差はありますが、スタッフ皆、皆様のお役に立とうと懸命です。差があるとされた方は、その感じたことを受付でお申し出ください。原則として当医院は担当制ですが、予約時間の都合、勤務形態、異動などにより、ずれてしまうこともあります。あまり、担当制にこだわらない方は、いいと思いますが、差を感じたり、衛生士が交替することが気になる場合は、最大限配慮しておりますので、遠慮なく受付までお申し出ください。

　最近は、テレビなどで情報があふれています。皆さんの方が、関心あればあるほど、情報通であったりするのは、珍しくありません。しかし、マスコミは受けそうな話題に飛びつく傾向（視聴率）があり、結果には責任は持ちません。タクシゲ歯科（仙台）の3Mix-MP法や、カリソルブの話題は、ご存じなだけでもご立派です。これについて、コメントします。3Mix-MP法は、3つの抗菌剤を乳鉢ですりつぶし、そこへプロピレングリコールを加えた薬剤を虫歯の穴に塗り、蓋（プラスチック）をすると、中の虫歯が消毒されて、削らずに虫歯が治るというふれ込みです。虫歯は虫歯菌による感染症ですから、抗菌剤をつけることは無駄ではありません。でも、この治療法は、実は、随分昔からあって、この医院でも、3Mixはあります。必要なときは、つけています。また、万能ではないので、なんでもかんでもこれさえつければ、削らずに直るかというと、それは、ウソです。また、この方法では、虫歯を完全には取り切らないので、時間がたつと再発することもあります。つまり、あくまで一時的な延命治療だということです。現に、もし、これが本当に虫歯治療の特効薬のような治療であれば、なぜ、学会は推奨しないのでしょうか。なぜ、歯科大学での教育で必須とならないのでしょうか。特定の個人開業医だけが、広めている民間療法に近いものがあります。必要があれば、適応症であれば、この病院でも行っているのです。一部の歯科医や、患者、マスコミに踊らされる必要はありません。それより、虫歯になって削らずに直る方法に頼るより、虫歯にならないように予防した方がいいと思っているのでが、いかがでしょうか。

　カリソルブに関しては、ヨーロッパでは、充分に評価されています。虫歯治療で、最初にカリソルブを使用するのが、現在のヨーロッパの基本的考え方です。私の医院でも、薬剤を所有しています。厚労省の認可がありませんから、医師が個人の責任で、海外から輸入して使用する場合に認められています。従って、保険適応ではありません。1本の歯をカリソルブで処理して、詰め物をする場合、自費治療になります。ドリルは使用しません。麻酔はほとんどの場合、不要です。しかし、深い虫歯では、痛みを感じるかもしれません。時間は、かかります。1本で虫歯を取るのに、30分はかかることもあります。ドリルは絶対イヤ、時間や費用はかかっても可能なら、カリソルブでというニーズには、お答えできます。実際は、少し、麻酔して、削って詰めた方が、保険ですし、早いですし、充分ですが。

関連リンク
＞3Mix-MP法（公式サイト）
＞カリソルブ（Wikipedia）

ご要望がございましたら、受付やスタッフ、院長まで直接お申し出ください。

　当医院のようなシステムに慣れると、今までのタイプの歯科医院には怖くてかかれなくなるでしょう。当然のことと思います。日本ヘルスケア歯科研究会（※2011年2月に日本ヘルスケア歯科学会になりました）という開業医のグループがあり、基本的に多くの会員歯科医師が、同じようなスタイルで患者利益のために頑張っています。移動先の地域にヘルスケア型の歯科医院があれば、ほとんど継続した内容でケアを受けられるはずです。日本ヘルスケア歯科研究会では、認証制度があり、一定の基準を満たす医院ネットワークを作っていますが、その数は依然十分とは言えません。当医院の院長は、当医院開設前までは、この研究会の幹部として、様々な活動をしてきました。認証システムを作ったのも私です。北浦にありますこの医院の分院は、3年前に認証を取得しており、院長の山田芽医師のもと、地域に貢献する歯科医療を実践中です。この認証には、3年の臨床実績とデータが必要です。

当医院は、すでに3年を経過し、しかも、認証に必要な基準は完全にクリアしております。いつでも手を挙げれば、認証は得られます。もっとも、認証にこだわらなくても、この医院は、私が関わっているということで、全国でも知らない会員は少ないくらい有名ですので、名実ともに備わっていると言えるのです。（つくばヘルスケア歯科クリニックは2007年2月25日に認証を受けました。文章は2006年7月のもの）
移動先の歯科医院の紹介は、ご相談いただければ、随時行っています。また、必要な資料も最終的に揃えるサービスも行っています。担当の歯科衛生士や、受付にお気軽にご相談ください。
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